「なー鏡ー」 「んー?」 「結局さー」 「んー?」 文庫本を読んでる鏡は生返事だ。そんな鏡に、山上は爆弾を落とした。 「本名『わへー』でいいわけー?」 「ぶっ」 思わず噴出した鏡、そしてそれをみてけらけら笑ってる山上。鏡は一度机に突っ伏したあと、なんとか復活してきた。 「おま、ンなわけねぇだろうが」 「えー。だってわへーでいいって言ってたジャン」 「それとこれとは話が別だ!」 「えー。つまんないなー」 文句を垂れる山上に、鏡ははぁ、とため息をついて本をパタンと閉じた。 「何か?俺はお前を楽しませるだけの存在か?」 「えー。……多分」 「多分って、お前なぁ……」 さらなるため息をついた鏡は、ふ、と何かを思いついたように顔をあげる。 「そういうお前だって、『山下』じゃん」 「…………山上だしー。直ってるしー」 「でもルビまできっちりYamashitaだったじゃん」 体育祭のエントリー名を間違えられた件を、鏡は言っているのだ。すぐに気づいた山上が申請して無事に直されたが、見た生徒は見ただろう。山下聡史だったのを。 その話題に、山上がふくれっつらになった。 「……鏡のばかー。嫌いー」 「ちょ、まてって!!」 こうして、彼らのバカな会話のエンドレスは続く。 |
>>>灯霧 -- 10/06/30-23:15..No.[204] | |||
いっそHNにしました。いちいちぷれかくのめんど(ry 共演者には、許可もらってるんで好きにやらせてもらいましたー。ありがとうございまーす。(ぉ |
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