独りの夜

夜は明け始めていて、風が強く吹いてた。
僕は一人では広すぎる部屋で一人きり。
寂しくて、寂しくて。
どうしようもなくて、君に会いたくて。 ・・・・会えない。
携帯電話を握りしめて、君の番号を表示してみる。
今日何度目になるか、数え切れない程に見た数字を。
解ってる。 どんなに会いたくても会えないのは解ってる。

部屋の隅で蹲って携帯を弄る僕はどんなに惨めに映るのだろう。

電話をかけてみた。君ではない違う人。
「寂シイ、会イタイ。」
本当は君に一番伝えたい言葉をその人に吐く。
その人は、僕の所へ迷いなく来てくれて、すぐに僕を抱きしめた。
ぎゅう、と。汗ばんだ体で僕を力強く抱きしめて僕と寝てくれた。

今日はコレで眠れる。
君とは違う、体温の違う、体を抱きしめて眠ろう。
代用のこの人の体温を君だと思い込んで、抱きしめた。
それは、ただ虚しくなるだけだと解っていても。
それしか方法はないのだから。
君はどんなに僕が想っていても答えてはくれない人だから。
今は答えを返してくれるこの人で我慢しよう。

誰かに縋る事で、君に弱さを見せずに済むのなら。
僕はいくらでも人を騙して、僕自身を騙して、君に笑顔を見せよう。

明日は元通り笑える僕に戻っていますよう、願いながら僕はその人の体温の中で眠りにつく。




 >>>匿名   -- 04/08/30-10:17..No.[29]  
    意味の解らない文章になってしまいましたが、あるPCの話しということで(汗汗)


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