例えばの、話。


例えば の 話。

僕が今、君を叩いたら、
君は、僕を怒るかな?



君はまるでマリア様みたいに何時も僕を包んでくれるから、
僕は君の怒った顔を見たことがないんだ。


まるで伝説のように美しく仕立て上げられた物のように。


君は何時も見返りなんて求めずに僕を助けてくれるから、
僕は君の汚い部分なんて見たことがないんだ。


まるでヨゼフ様のように賢く、聞き分けのいい、君。



例えば。

僕が今、君を叩いたら、

思いっきり、その頬を叩いたら。

僕は新しい君を見つけられるかな?


君は怒ってここから去ってしまうかもしれない。

君を亡くしたら、
僕はきっと立っていられないだろうから、ずいぶんと自虐的だと言うことくらい判っている

つもりだけれど。



僕は確かめたくてたまらないんだ。

君は僕の、



マリア様でも、ヨゼフ様でも、





ましてや、神でも無いと言うことを。





例えば の 話。

僕が今、君を叩いたら、
君は、僕を怒るかな?

僕を怒って、
君の意識の中に、僕という永遠のカテゴリが生まれるかな?

それこそ、

神のみにしか、知り得ないことかもしれないけれど。




 >>>ナニカ   -- 04/08/07-22:55..No.[23]  
    イメージとしては、屋上でぐるぐる考え事してる感じです。
悩み多きお年頃(笑)


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