確信犯

「……そこからお前の中に何かが染み込むような気がしないか」 口には出さない問いかけ。 俺に掴まれて。 確信犯的にその動作を、繰り返す。 俺はあいつに毒を盛っている。 ……この前、気がついたような顔をしていた。 思い出して口許がうっすらと笑う。 何も言わない。何もしない。 ただ、別れ際に肩を掴むだけだ。………まるで挨拶のように。 あの時「ざまあみろ」と言った奴に。 それはささやかな復讐。

	>>>SP   -- 05/01/11-02:20..No.[63]

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