賑やかな 忘れ物 香りをうつした 狭い部屋 残した時間は 切なくて 消えゆく時間は 悲しくて 思い出す この距離は 声を上げても 見慣れた景色 面影に 泣かされて 起こした身体は まだこの場所に 君の声を 忘れた日には 他人が他人に 見え過ぎて 君の肌から 離れたあとは 自分が自分でないようで あの靴は ここから先へ 迷いのない 足音が 窓の外から 聞こえてきたのに 通りに溜まり まだ乾かない 雨の跡を 滑り抜けた 車の音が 薄く隠して 賑やかな 忘れ物 手首に染みた 香りを舐める 梅雨の雲を割る 緩い日差しが 君のいた夜が 過ぎたことを 伝えに窓から 差し込んでくる |
 |
|||
|
>>>ＲＩ -- 05/06/25-23:45..No.[122] | | |
|
リリカルです |
| |
|
|||
[一覧へ戻る]